夫婦で起業

我が社(我が家)は夫婦で起業していますが、父ちゃんが実務を担当して、母ちゃんが事務をやる、というのとは違い、夫婦両方が実務を担当しています。便宜上父ちゃんを社長にして、株も1株だけ多くしてありますが、給料は同額。

基本的な考え方は「世帯収入」であり、どちらの財布に入っても、その時々の都合によって支出を負担していますから、収入も同じ、という考え方です。

夫婦で起業していると、家庭の問題・対立を会社まで持ち込みがち。そんなことにならないためには、すべて平等が肝心です。

事業の立ち上げ時は、忙しくなる。家庭とのバランスがとりにくい

事業を立ち上げるときは、未知なことに足を踏み入れる場合が多く、やることがいっぱいです。開業準備や、取引先や顧客の開拓、経理や資金繰り、税理士などの専門家の選任、人の採用・訓練など。あー、やるべきことがいっぱい!で焦燥感にかられ、実施、忙しくなりがちです。

対策:

  • シングルの方は体に気をつけて。体が資本ですから。睡眠時間は確保しましょう。寝ないと結果的に非効率です。
  • また家庭もちの方は、健康以外に、家庭という人間関係のメインテナンスを忘れずに。

起業前に家族とよく話しあい、協力体制を固めるということが非常に重要となります。起業本を読む限りでは、家族に反対されてまで起業すると、ビジネスと家庭両方失敗することが多いようです。また、家族の方との接点を意図的につくりだし(朝ごはんはいつも一緒、とか)、かならず互いのコミュニケーションの場所・時間をみつけだしましょう。夫婦で共同運営すると、ともかくいっつも一緒なので、この意思疎通の風通しを確保するという点では問題が生じにくいのですが、いったん仕事上か家庭上で関係がコケだすと、両方ともダメになっていくという悪循環にはまりますので、この辺が難しいところでしょうか。