法人向けコンピュータ

起業した時に購入したコンピュータ。夫婦で起業したのでノートパソコンを2台購入しましたが、東京の家電量販店(ヨドバシカメラだったか)で実物を見て買いました。

購入したパソコンは、ありがちなパターンですが、無料ソフトはあれこれ実際には使わないものまでてんこ盛り。プロバイダーとの契約をするための複数の申し込みソフトが入っていたり、デスクトップ上には何だかわからないけどガジェットが並んでいたり、はっきり言ってうざい!

その頃は、法人向けに各メーカーが別のパソコンの機種を出しているとは全く知りませんでした。その後、インターネット上で各社の法人向けパソコンが売られているのに気が付いたのですが、機種更新の時に利用してみたら個人向けとはいくつか違いがあります。

例えばHPの法人向けサイトを見て、次に左側のメニューのところにある「個人向け」をクリックしてみてください。

当たり前ですが、法人向けのコンピュータにはインターネット・プロバイダーなどの選択画面はありません。法人ですから、可能性としては既に接続があるもの。場合によっては独自のインターネット接続回線を持っているところもあるはずですから。

売っているコンピュータにはソフトがほとんど同梱されていません。多くの場合、マイクロソフトオフィスを同梱したタイプかそうでないものかを選ぶ程度。

そして、法人向けのとろこにだけある「ワークステーション」という選択。ワークステーションと言うのは、実は僕のところでは現在デスクトップとノート型と2台のワークステーションを使っていますが、高負荷を前提として設計されたハイエンドのパソコンのことです。値段は一般のPCより一回り高いですが、安定度は抜群。機種によっては複数の記憶装置(ハードディスクやSSD)を積み、自動バックアップを行うことも可能です。

さらに気がついた違いは、個人向けのパソコンはPCリサイクルの対象になっている(PCリサイクルのシールが貼られている)のに対し、法人向けパソコンはPCリサイクルの対象にならないこと。家電量販店で購入するパソコンはほとんどの場合、PCリサイクルのシールがあらかじめ貼られており、法人がそのパソコンを購入しても対象外とはなりませんが、法人向けのパソコンを購入すると、PCリサイクルの対象外となります。

多分、法人の廃棄するパソコンは「産業廃棄物」扱いなのでしょうね。

こうした違いはありますが、僕としては余計なものが何もついていない、つまり、自分で必要な機能を選んで足していくことができる法人向けのパソコンを強くお勧めします。