企画書・提案書・プロポーザルの書き方の参考書

現代社会においては、企業が仕事の受託を目指す時に競争制が取られているケースが多々あります。単純な物品の納入であれば価格競争であることもありますが、それ以外ですと企画競争あるいは、企画と価格を組み合わせて提案し、他社との競争になります。

誰しも「より良い企画書(提案書・プロポーザル)を書きたいと思いますが、その場合に検討されるのはほとんど「企画する内容」だけです。

無論企画する内容が最重要であることは論を待ちませんが、ライバル会社と企画内容でさほどの差を付けられない場合も多いでしょう。ではそのような時には、選ぶ側は何をポイントに選ぶか?当然のことながら、企画書の分かり易さや、構成力、説得性の高さなどが基準の一つになります。「うん、この企画書は分かり易い」となれば、同じレベルの競争相手よりも頭一つ抜けることができるかもしれません。

では企画書・プロポーザルの書き方をどうやって学ぶか?アマゾンで「企画書 書き方」とかで検索すれば、無論何冊か参考書がヒットします。無論、こうした本はそれなりに企画書執筆の初心者には役に立つわけですが、多分、こうした本が見落としているのは「そもそも他人を説得するための文章作成とはどういうものであるか」という基本です。

その意味でお勧めしたいのが『小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳』です。大学・大学院や塾、コンサルタント企業などがテキストとして採用しています。大学や大学院は課題のレポートや論文執筆力を向上するため、塾は受験小論文対策のため、そしてコンサルタント企業は企画書や報告書の説得力を上げ、また作業効率を高めるために利用しています。

本書は一般書店には出回っておらず、アマゾン等で購入するか、書店や生協を通じて注文する必要があります。一般書店で出回っていないため、あまりあちらこちらで取り上げられたり、ランキングに登場したりはしていないようですが、「知る人ぞ知る」文章作成のための参考書です。